地球の長兄としての人間の役割

TOLAND VLOGを見て、人間の役割について改めて記しておきたいと思ったので、昨年のインスタグラムに掲載していた文章を再掲します。

人間の役割について、考えたい方、共有したい方と繋がるきっかけになれば幸いです↓

https://www.instagram.com/p/CuLVra5vz4N/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

ここ数日、現在の自分とこれからのビジョン的なものの言語化を進めているのですが。

その中で外せない視点に、パーマカルチャーの概念があります。

Wikipediaから引用させてもらいますと↓

パーマカルチャーとは、エコロジカルデザイン・環境デザイン分野の用語であり、自然のエコシステムを参考にし、持続可能な建築や自己維持型の農業システムを取り入れ、社会や暮らしを変化させる総合的なデザイン科学概念。

となり、自分なりの理解で言えば、持続可能な地球環境設計のためのデザイン手法と理解しております。

持続可能を意味するパーマネント+文化を意味するカルチャー(または農を意味するアグリカルチャー)を併せた造語で、70年代にオーストラリアのビルモリソンが提唱した概念です。

Wikipediaで端的にわかりやすくまとめられていますので、より詳細気になる方はそちらをご参照ください。

ではなぜパーソナルジムのトレーナー、がパーマカルチャーを話に出すのかと言いますと。

身体の理解と同じくらい、いやそれ以上に地球の生態系と、それぞれ固有の動植物の役割や機能について学ぶことは興味深いジャンルだからです。

まだトレーナー活動をスタートする前、2016年の年末から2017年の年始にかけて、宮古島で行われたパーマカルチャーデザインコースに参加しました。

そこでは座学、フィールドワーク、グループワーク等の体験型プログラムを通じて、パーマカルチャーの基礎的な考え方を体得、というには実践が不足しているので、基礎を学ぶくらいではありましたが、

これは一生使える知識になると、確信する場となりました。

現代の教育は(きっと戦後教育になると思うのですが)有機的に考える、繋がりを考えると言う視点が不足しているように感じます。

教科ごとに分けて学ぶミクロ的視点も必要と思うのですが、

よりマクロ的に全体視野で世界を理解する視点も重要と感じています。

パーマカルチャー合宿の後、どこかで聞いた言葉に『地球の長兄としての人間』というワードを耳にしました。

これはパーマカルチャーの考える人間の役割と一致する考え方で、

つまり本来の人間の役割とは、地球が一つの家族とするならば長兄役であり、

全体が円滑に進むように、地球上全ての生物(人間含む全ての動植物)が本来のポテンシャル、役割を存分に発揮できるようにバランサーとして働く存在である。

という意味です。

自分がこれからのビジョンとして、パーマカルチャーを外せないと考えているのは、

①自分の身体を高めるトレーニーから、
②仕事として関わるお客さんの身体を高めるトレーナーになった先として、

より広範囲の存在(自分らだけでなく次世代もそうですし、人間だけでなく地球の動植物もですね)の生命力も高めつつ、

全体としてのポテンシャルを最大化する必要があるという感覚が、日に日に強くなっているからでもあります。

昨今フィットネスブームとなり、健康意識が高まっていることは良いことと感じていますが、

同時にその先、自分の健康を作る要素である食べ物の源としての生態系を如何に健全に、質の良い状態を保つかという視点も、

人間も永続的に豊かに生き続けるために必要なことと思います。

トレーニングをして、プロテインを飲んで、という典型的マーケティング的なフィットネス世界のその先の世界についても当店ではお伝えしていきつつ、

より全体視野での持続可能な身体作りについてお伝えしていければと思います。