【書評】美しい人はみな、自己管理ができている

【はじめに】

こんにちは。パーソナルトレーナーのshintahosokawaです。

先日、上野 啓樹さん著美しい人はみな、自己管理ができているを読了した。

上野さんは、これまでミスユニバースの指導や、ダイエットアカデミーというスクールで、ダイエットに関する自己管理の術を指導してきたプロフェッショナル。

本書では、食事と意識を変革することで(運動なし)、ダイエットを成功に導く方法について書かれている。

ここで紹介されているのは、特別な出費を必要としないものばかり。それでいて効果が実証されている方法が満載だ。

早速ペンとノートでメモを取りつつ、本書の自己管理法を自分のものにして欲しい。

【美しい人はみな、自己管理ができている_目次】

本書の目次だ、下記6章で構成されている。

  • 第1章 まずは、本当の自分を知ろう
  • 第2章 美しい人は、自分の体の声を聞いている
  • 第3章 あなたに足りないのはフルーツだった!
  • 第4章 その日1日を見直す習慣をつけよう
  • 第5章 本当に必要なもの、実は無駄なもの
  • 第6章 人生が変わった!

【美しい人はみな、自己管理ができている_概要】

ここでは、各章でここは大事と個人的に感じたポイントをまとめる。大いに参考にして欲しい。

①自分を知ることが第一歩

冒頭の一文がとにかくかっこいい。

美人だから自己管理をしているのではなく、自己管理をするから美人になる

本書の主張を一言にまとめろと言われたら、この文に集約される。

美人が美人たる所以はその人の自己管理能力に依る。

それでは自己管理のために何から始めたらいいのか。

著者は目標と目的を明確にすることが大切だと言う。

そして、目標と目的を明確にする前に現在の自分を知ることの重要性を説く。

あなたは、今の自分の体重体脂肪を即座に答えられるだろうか?

ウエストのサイズ、ヒップのサイズ、二の腕のサイズ、即答できるだろうか?

現在の自分を知ることなしに、どこを目指せばいいのか知るよしもない。

自分の今の体型を測定し、まずは数値を把握することから始めよう。

②体の声を聞くということ

2章では著者の過去の経験も踏まえて、体の声を聞くことが推奨される。

脳の声を聞くのではない。この食べ物は必要な物だろうか?と、体に聞いてみるのだ。

体にとって必要か?

そう考えてみれば不要なものがたくさんあることに気づくだろう。

現代は飽食の時代だ。この時代の日本において飢えの恐れはほぼ無いに等しい。

それよりも食べ過ぎに気をつけるべきだ。

腹八分目、もう少し食べられると思う範囲で食事を終えるのがポイントだ。

③フルーツを食べてカラダをキレイにする

本書で紹介される具体的な食事改善の方法としては3章にまとめられている。

著者は余分なものが詰まったカラダをデトックスするために、フルーツの活用を勧める。

フルーツを食べることの効能と、フルーツの正しい食べ方について知りたい方は必見のパートだ。

カラダの自己管理のために、まずは不要なもの(添加物の入った食事等)を食べないことに気をつけつつ、デトックスのためにはフルーツを食べることが有効だと言う。

果糖は太るという恐れに対して、白砂糖とフルーツの果糖は全く性質が異なることが説明されるし、フルーツの持つ酵素のポジティブな役割についてもこの章から学ぶことができる。

またフルーツの正しい食べ方についてもポイントを6つに絞って解説されている。

胃が空っぽの時に食べることや、常温で食べる必要性等、フルーツデトックスについて詳細を知りたい方はじっくりとこのパートを読むべきだ。

④1日を振り返る習慣を身に付ける

現状を知ること、目的目標を明確にすること、フルーツデトックスの方法を知るだけでも十分な変化があるだろう。

しかし、さらに加速させるために1日を振り返る習慣を身に付けることが、4章では推奨される。

日々の自分の生活を管理する視点を持ち、実際に記録することが大切だ。

就寝時間と起床時間を記録すること、何時に何を食べたかノートを取ること、その日の体重体脂肪の計測から、自身で立てた目標までの日数について。それぞれ記録して、現状を採点することの重要性が身に染みる。

1日の体のサイクルと、睡眠の質を高める7つのティップスについて書かれたパートも役立つだろう。

⑤本当に必要な物を見極める力

ここまでカラダの変革に必要な情報について挙げられてきたが、最後は心のデトックスについて書かれる。

カラダと心は連動している。カラダが整えば自然と心のデトックスも進むというわけだ。

自分の力ではどうしようもない事象にストレスを感じることを辞め、不毛な人間関係にピリオドを打ち、大切にしたい人との良縁を深めることも、人生を豊かにする上で重要だ。

また、ダイエットはイベントでないということも強調される。

ダイエットは期間限定のチャレンジではない。

落とした体重や体脂肪を維持し続けるための自己管理は、今後もアップデートを重ねながら続けていく必要がある。

⑥人生が変わった人たちの声

具体的に著者の方法の恩恵を受けた方々の声をみれば、さらに自分の変化のイメージもわくだろう。

5kg落ちた方もいれば10kg以上の減量に成功した方もいる。

大切なのは人と比べることではない。

自分のベストな体調を求めて、本当に必要なカラダを求め続ける姿勢だと感じた。

【最後に】

本書はダイエットを適切に進める上で、またダイエットの成功率を高める上で再現性の高い方法であると思う。

自分の現状を知り、ゴールを知り、そのギャップを埋めるために行動し続ける方法について学ぶことができる。

あとは実際にやるだけだ。

本書のエッセンスを参考に一人でも多くの方のダイエットが成功に近くことを願っている。

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