AppleWatchを使えば自身のVO2Max最大酸素摂取量を測定することができる。最大酸素摂取量は有酸素運動能力を測定する基準になる。自身の現在のランニング能力を把握し、トレーニング効果を知る上で役立つ。AppleWatchランナーは必見だ。
VO2Max最大酸素摂取量とは
まずはVO2Maxについて共有しよう。ウィキペディアでは下記のように定義している。
最大酸素摂取量とは、漸増運動で測定された酸素消費の最大量のこと。最大酸素摂取量は有酸素運動能力を反映し、長時間の最大限下の運動持久力を決める重要な要素である。
Wikipedia
AppleWatch上でもVO2Maxの説明を確認することができる。
最大酸素摂取量は、運動中に体内で消費でいる酸素の最大量を示します。最大酸素摂取量の値が高いと、心臓血管の健康状態や心肺持久力が高いと言えます。
いずれの説明によってもVO2Maxは有酸素運動能力を測る指標ということになる。
AppleWatchでVO2Maxを確認する
Apple Watch上でVO2Maxはヘルスケアのブラウズ→呼吸から確認できる。
呼吸をタップ選択すると、過去のアクティビティを元にVO2Max最大酸素摂取量の予測値が表示される。
オプションからよく使う項目に追加しておけば、ヘルスケアの概要にも表示されるようになる。
すべてのデータを表示から過去のVO2Maxの数値を把握することもできる。
ウォーキングやランニングを継続しようという時に、タイムもそうだが自身の変化を数値で確認できるとモチベーションに繋がる。日々有酸素運動を継続する中で、少しずつでもVO2Maxが増えていけば、それは喜びにもなるだろう。
ちなみに過去に厚生労働省が発表した基準によれば、男性の基準値は18~39歳で39 ml/kg/分のようだ。
私の現在の数値では、平均値よりもやや高い程度。まだまだ伸び代の余地がある。
フルマラソンで4時間切りを達成する目安は45mL/kg/minであり、3時間を切るためには60~65mL/kg/minが目安というから、今後フルマラソンを目指す方はトレーニングや目標の参考にすると良いだろう。
参照:最大酸素摂取量(VO2max)を高めるためのマラソントレーニングとは?
AppleWatchでVO2Maxが測定できない場合
短い時間のワークアウトではVO2Maxが測定されないケースもあるようだ。ヘルスケアの最大酸素摂取量の項目では、20分以上のハードなウォーキングやランニングの間にVO2Maxの予測値を記録するとある。
私の場合、今のところ定期的にVO2Maxが問題なく計測されている。ランニングは2,30分、ウォーキングは30分程度だろうか。どこのワークアウトの分が計測されているのかは定かではないが、今のところ順調に計測されている。
もしもうまく計測されない方がいれば、Appleコミュニティで質問してみるのも一つの手だ。
最大酸素摂取量が測定されない。 – Apple コミュニティ
VO2Maxからマラソンタイムを予測する
AppleWatchには標準でフルマラソンのタイム予測機能はないが、VO2Maxの数値から、下記のようなサイトを活用してタイム予測することはできる。
VO2Max42であれば、4時間2分と予想タイムが算出される。少し過大評価気味な気がするが、(実際今の私の状態では厳しいように思うが)、目標タイムとして考えるには良いかもしれない。
AppleWatchでVO2Maxを測定する-まとめ
以上、今回はAppleWatchを使ってVO2Max最大酸素摂取量を測定する方法と活用法についてまとめた。
AppleWatch導入を検討中の方、ランをより楽しみたい方に、VO2Maxの測定はオススメだ。本機能を活用すすることで、自身の有酸素運動の現状と向上量を知ることができる。
今回の内容を参考に、より有酸素運動系のワークアウトを楽しむ方が増えれば幸いだ。