タンパク質を効率よく摂取したい。しかし、人工甘味料や不要な添加物の摂取は避けたい。そんな自然派タイプにこそ、グラスフェッドプロテインはおすすめだ。本記事では、これまで私が試した製品を中心にグラスフェッドプロテインを紹介したい。
グラスフェッドプロテインとは
グラスフェッドとは牧草で育てるとの意味を持つ。つまり牧草飼育された牛の牛乳から生成されたホエイプロテインが、一般にグラスフェッドプロテインと呼ばれる。
一方で通常のホエイプロテインは、檻などの狭い空間で育てられた牛の牛乳から作られる。グラスフェッドな環境の方が、牛にとってストレスの少ない、より自然な環境と考えられており、不要なホルモン剤が投与されていない点でも、より安全性の高い製品とされる。
卵の場合も、ブロイラーと平飼い放牧の鶏というのが存在する。一般に平飼い放牧の卵の方がストレスフリーな環境で育てられていると考えられているし、その分より広いスペースや手間がかかりコストはかかる。
グラスフェッドプロテインも同様に、一般のホエイプロテインよりも手間がかかっている分、少し価格は割高に設定されている。良いものはやや値が張るが、長期的な健康には変えられない。
参考:グラスフェッドプロテインで筋肉づくり 製法の違いや選ぶメリットは?お求めは通販で
これまでに試したグラスフェッドプロテイン
それでは実際に私がこれまでに試したグラスフェッドプロテインを紹介していこう。今のところ3つのグラスフェッドプロテインを順に試してきた。
チョイスニュートリションのグラスフェッドプロテイン
まずはチョイスニュートリションから発売されているグラスフェッドプロテインから紹介しよう。チョイスニュートリションは日本でのグラスフェッドプロテインの先駆けではないだろうか。2017年時点でグラスフェッドプロテインは今ほど選択肢がなかった。当時はチョイスニュートリション一択だったように記憶している。
チョイスニュートリションのWPCグラスフェッドプロテイン
最初に購入したのはゴールデンホエイのプレーンタイプだ。せっかく良質なグラスフェッドプロテインを摂取するからには、余計なものを省いて身体に取り入れたいとプレーンを選択した。またフレーバータイプと比べて価格が最もリーズナブルなことも魅力であった。
フレーバー製品に関してもチョイスニュートリションは配慮している。人口甘味料は使用されておらず、自然甘味料であるステビアで甘味が付加されている点や、抹茶味に使用されている抹茶が有機栽培仕様である点にもこだわりが見え隠れしている。
チョイスニュートリションのWPIグラスフェッドプロテイン
その後、乳糖をカットして、タンパク質純度を高めたWPIグラスフェッドプロテイン、ゴールデンアイソレートが発売された。私自身、乳糖摂取がある点を越えると、お腹がゴロゴロと緩くなってしまう。ゴールデンアイソレートが私にとってベストプロテインとなるのは必然であった。
ロハスタイルのグラスフェッドプロテイン
その後、様々なメーカーがグラスフェッドプロテインに参入した。グラスフェッドプロテインには良質で高価なサプリメントというイメージがあったが、今年に入って比較的リーズナブルな製品が目につくようになった。
そこでロハスタイルのグラスフェッドプロテインも試してみた。無添加であるし、乳糖がカットされていない点が気にならなければ、リーズナブルで手を出しやすい。
日常サプリとして続ける上で、コストが抑えられていることは重要だ。コストを抑えたい方はロハスタイルの商品から始めるのも良い。
今後試したいグラスフェッドプロテイン
現在、国内外問わず様々なメーカーがグラスフェッドプロテインを販売している。今後試してみたいグラスフェッドプロテインも幾つか参考資料として挙げておく。
Now Foods, 牧草牛ホエイプロテイン濃縮物、無香料、544g
iHerbでヒットしたナウフーズのグラスフェッドプロテイン。人工甘味料不使用、抗生物質不使用。544gで2500円程だから、チョイスニュートリションのWPCタイプと同価格帯になる。
Now Foods, 牧草牛ホエイプロテイン濃縮物、無香料、544g
AUS ホエイプロテイン グラスフェッド 500g
ニチガの販売するオーストラリア産グラスフェッドプロテイン。500gで1300円とリーズナブルな価格帯の商品。まずはお試ししたい方にも有難い500gという小分けサイズなのも良い。
グラスフェッドプロテインの精神的効果
グラスフェッドプロテインを購入するのは気持ちが良い。自分の選択が自身の健康にも良いと思えるし、より自然に近い牛の育て方をしている畜産農家を応援していると感じられるのも良い。
私は何事も自分が心地よいと感じる選択を積み重ねていくことが、人生の幸福度、QOLの向上に繋がると思う。
添加物が気になるならば無添加の物を選べば良いし、環境に配慮した製品を選びたければ、そちらを選べば良い。要は自分が納得のいく選択を増やしていくことが大切だと思う。
おすすめグラスフェッドプロテインのまとめ
以上、今回は私が試してきたグラスフェッドプロテインを中心に、具体的な商品を紹介した。こうしてみると、まだまだ市場におけるグラスフェッドプロテインの割合は低い。しかし今後プロテイン市場の拡大に伴い、多様な顧客のニーズに応える中で、グラスフェッドプロテインの種類も増えていくだろう。
本記事が、チョイスニュートリションやロハススタイル、ニチガといった国産ブランドに加え、iHerb等海外サイトも利用して、自分に合ったプロテインを見つけるきっかけになれば幸いだ。